筋肉はタンク
2025年08月25日
筋肉は水分タンク。鍛えることが熱中症予防につながります
まもなく9月を迎えますが、まだまだ厳しい暑さが続いています。気温が少し下がると「もう安心かな」と油断してしまいがちですが、実はこの時期も熱中症のリスクは高いままです。
筋肉と熱中症の関係
熱中症になりやすい人となりにくい人には、大きな違いがあります。それが筋肉量です。筋肉は体の中で水分を蓄える“貯水タンク”のような役割を果たしており、筋肉量が多い人ほど体内の水分を保持しやすく、結果として脱水状態になりにくいのです。そのため、熱中症にもかかりにくいといえます。
逆に筋肉量が少ない方は、同じ環境でも体が水分を保持しにくいため、熱中症にかかりやすい傾向があります。
年齢や体格に応じた注意点
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子ども:体内の水分量が多いため比較的熱中症にはなりにくいですが、遊びに夢中で水分補給を忘れやすいのが特徴です。定期的に声をかけて水分を摂らせることが大切です。
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女性:筋肉量が少ない方が多く、体内の水分保持力が低下しやすい傾向があります。日常的に軽い運動を取り入れたり、EMSなどで筋肉を刺激することが予防につながります。
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高齢者:加齢により筋肉量や喉の渇きを感じる機能が低下しやすく、気づかないうちに脱水状態に陥ることがあります。喉が渇いていなくても、こまめな水分補給を意識しましょう。
具体的な予防方法
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こまめな水分補給:一度にたくさん飲むより、少量を回数多く摂ることが効果的です。
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塩分・ミネラル補給:汗を多くかいたときは水だけでなく塩分やミネラルも必要です。
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涼しい環境づくり:室内でも温度・湿度を確認し、エアコンを適切に使うことが重要です。
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筋肉量の維持・強化:軽い運動やEMS(電気的筋肉刺激)を活用し、無理なく筋肉を保つことが熱中症予防につながります。
EMSでできる新しい予防アプローチ
運動が苦手、忙しくて時間が取れないという方におすすめなのがEMSです。寝ているだけで筋肉に刺激を与えられるため、無理なく筋肉量を維持・強化できます。これにより、体の水分保持力を高め、熱中症に強い体をつくるサポートになります。女性や年配の方でも安心して取り入れやすい方法です。
まとめ
残暑は油断しやすい時期ですが、熱中症予防には「水分補給」だけでなく「筋肉量を保つこと」も大切です。普段の生活に小さな工夫を加え、EMSを取り入れることで、残暑を快適に乗り切れる体づくりを目指しましょう。





